福祉体験学習(福祉施設つつじヶ丘への再訪問に向けて)

 6年2組の子どもたちが、来週に迫った福祉施設“つつじヶ丘”への訪問を前に福祉体験学習に取り組みました。今回で2回目となる訪問を前回以上の交流にしようと、準備を進めてきました。“高齢者のみなさんに楽しんでもらいたい!”というクラスの願いを達成するために、自分たち仲間同士のアドバイスだけではなく、違った視点から見てもらいたいと考えました。そこで、幸田町社会福祉協議会からの紹介で、“リズムボランティア♪なるこ”さんのメンバー7名の方に学校に来ていただき、教えていただきました。
 “なるこ”のみなさんからは、交流する上で基本となる、“相手を見て話を聞くこと”、“あいさつは、相手の顔を見てすること”を初めに教えていただきました。そして、“笑顔のつくり方のこつ”として、“口角と頬を上げて、上の歯10本見せる”とよいと実技を交えて教えていただきました。
 次に子どもたちが考えた高齢者の方と触れ合うためのゲームを実際にやってもらい、具体的にアドバイスをもらいました。「声が小さいよ。」、「説明は繰り返すといいよ。」、「字をもっと大きく書くといいよ。」など、子どもたちの訪問が成功するようにと熱心な指導をしてくださいました。子どもたちは、これまでの準備で、“やれていたつもり”でいたことに気づくことができ、授業後には「やれていたつもりだったんだ。」、「今日、教えてもらうことができなかったら、うまくいかなかったかもしれない。」といったことを振り返りに書いていました。
 「用意してきたものをやるときには、“やってください”ではなく、“いっしょにやりましょう!”の方が仲良くなれますよ。」といった言葉をなどを胸に、訪問までの残り1週間で、さらに相手の立場になって考えることの大切さを刻んでいってくれると思います。“なるこ”のみなさん、ありがとうございました。