あいにくの雨となってしまいましたが、年に一度の恒例のPTAコミュニティ合同視察研修は大変中身の濃いものとなりました。今回の行き先は、静岡県掛川市のヤマハピアノ工場ハーモニープラザと袋井市の大塚製薬ということで、音楽やスポーツ飲料の好きな人には興味深いコースでした。
午前中のヤマハピアノ工場では、現代のテクノロジーと100年にわたり受け継がれてきた伝統技術によって生み出されるピアノの製造工程を間近に見ることができました。多くの熟練職人（若い人も多かった）が手作業で真剣に作業する姿には一同緊張感を持って見学していました。最後に完成品のピアノの音色を聴き比べると、一台一台音色が違うことに気づきました。これぞ木の個性なのでしょうか。ピアノ1台の約80％は木材ということで納得です。
午後からは、東京〜大阪間で販売されているポカリスエットを製造している袋井工場を見学しました。病院での点滴がヒントとなって生み出されたという経緯や、海外でも幅広く販売されていることを学び、なんと往年の舘ひろしや一色紗英出演のテレビＣＭも見ることができました。工場は、ビアの工場と対照的にオートメーション化が進み、広い工場で90人の作業員で操業しているとは驚きでした。残念ながら、本日は工場内洗浄のため製造ラインを見ることはできませんでしたが、案内の方の分かりやすく丁寧な説明で十分理解できました。
今回定員を上回る応募をいただき、選に漏れた方には大変申し訳なく思っています。来年度も今年以上の企画に努力しますので、その節はよろしくお願いします。
